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【賃貸or持家】老後のための選択【戸建て賃貸が最強⁉】

賃貸か持家かで悩んでいませんか。本記事では賃貸と持家について、メリットとデメリットを比較し、体験談で具体的に解説していきます。マイホームについてお悩みの方はぜひ読んでみてください!

キツジィ
キツジィ

賃貸と持家って結局どっちがお得なの?賃貸だと老後に借りられなくなるって本当?不動産に詳しくなくてもわかるように簡単に教えてほしい!

こんなお悩みを解決します。

✔本記事の内容
・老後を見据えた家選びとは?
・賃貸と持ち家のメリットデメリット比較
・【実体験】賃貸と持ち家のコスト差は?
・賃貸がお得になる場合は?
・まとめ

他ではあまり語られることのないものも含め、賃貸5つメリットをご紹介しています。賃貸か持ち家か悩んでいるにとっての判断材料の1つになる内容です。ぜひ当記事を参考に自分のライフスタイルにあった選択をしてください。

賃貸のメリット・デメリット

賃貸の5つのメリット

☑経済的な利便性

賃貸は、低い初期投資と共に住むことができます。キャッシュフローを考えると、持家のように大金を積んで購入する必要はありません。住むための初期費用は最小限で済み、負担を減らすことができます。

☑メンテナンスの負担軽減

持家を所有すると、メンテナンスや修繕にかかる費用や手間が発生します。しかし、賃貸ではこれらの責任が大家にあるため、居住者は自分自身でメンテナンスや修理を行う必要がありません。時間とエネルギーを節約できます。

☑自由な移動

賃貸では、住みたい場所や環境が変わった場合でも比較的簡単に引っ越せます。しかし、持家を買うと、財産を売却するか、賃貸に出す必要があります。転勤や生活スタイルの変化に賃貸の方が柔軟性に対応できます。

☑リスクの軽減

不動産市場は常に変動しています。持家を購入すると、市場価値が下落した場合のリスクを負うことになります。賃貸の場合、物件の価格の上昇や下降に関係なく、毎月の家賃を支払うだけで済みます。リスクを回避したい方にとって、賃貸は安定感があります。

【重要】賃貸物件には掘り出し物が多い

私が不動産事業に携わっていて、1番重要だと感じるメリットです。不動産を購入する場合、本当に優良な物件はプロが購入するため、専門的な知識や情報がなければ購入することはできません。
戸建賃貸物件の場合、オーナーは素人であることも多くライバルである借り手も素人です。価格交渉によって、相場よりも低い賃料で契約することも可能です。他サイトでの比較は平均的な家賃を比較していますが、戸建賃貸のオーナーには、思い出の家を売りたくないという理由で賃貸に出している方も多いです。特に、地方に行くほどそうした人は多くなりますので、地方の戸建て賃貸物件は狙い目です。

賃貸の4つのデメリット

☑所有権のない住宅

賃貸物件を借りるだけで所有権を持てないため、改装やリフォーム、自由に住まいをカスタマイズすることが難しいです。

☑ペットや家財の制限

賃貸物件ではペットの飼育や大きな家具などに制限があることがあります。

☑契約の制約

賃貸契約には期間や条件が設けられているため、移転や解約が制約を伴うことがあります。

☑長期的な費用負担

 賃貸物件を長期間借り続けることで、住宅ローンを組んで自己資産を築くよりも経済的に不利になることがあります。

持家のメリット・デメリット

持ち家の3つのメリット

☑資産形成

持ち家を所有することで、不動産資産を保有することができます。また持ち家を賃貸に出すことで、自分が新たな住居に引っ越しした後に、元の家を賃貸に出すことで毎月の家賃収入を得ることができるかもしれません。将来的に財産を相続することで、家族や子供たちに財産を残すことができるため、長期的な遺産の形成が可能です。

☑安定的な居住環境 と自由な改装

持ち家を所有することで、長期的な安定的な居住環境を確保することができます。自由に改築やデコレーションを行うこともできます。自分の好みやニーズに合わせたカスタマイズができるため、自宅での快適な生活を実現することができます。

☑税制上の優遇措置

特定の国や地域では、住宅ローンの利子や固定資産税など、持ち家を所有している個人に対して税制上の優遇措置がある場合があります。これにより、持ち家の所有に係る費用を節税することができます。

持ち家の4つのデメリット

☑経済的負担

持ち家は大きな費用がかかります。住宅ローンの返済や、修理・メンテナンス費用、固定資産税などがかかるため、経済的な負担が大きくなる可能性があります。

☑維持管理の責任

持ち家では自分自身が住宅の維持管理に責任を持たなければならないため、修理や保険の管理などの負担が発生します。また、土地の手入れや庭の管理なども自己負担となる場合があります。

☑移動の制限

持ち家を所有していると、移動や引越しの際に売却や賃貸にする必要があります。これによって、職場の変更や生活の変化に柔軟に対応することが困難になる場合があります。

☑資産の流動性の低下

持ち家は財産を固定するため、資産の流動性が低下する傾向があります。不動産市場の変動によって、売却時に価値が低下する可能性や売却に時間がかかる可能性があります。

【実体験】老後を考えたコスト差は?

ホリエモン氏やひろゆき氏等の投資家には賃貸が有利と言う方も多いです。一方で、不動産事業者や建築事業者には持ち家がお得で、中には「1300万の差」がつくという主張もあります。どちらが得かは、その人の立場、価値観や前提条件によって変わります。

どちらに決めて考えるのではなく、バランスよく比較することが、最適な資産形成につながります。
ここでは私の場合の試算をご紹介します。

結論から言うと私の場合、30年間で戸建て賃貸なら「2000万円」ほどお得になるという計算になりました。

☑戸建て賃貸に30年住んだ場合
月額賃料75,000
月額家賃補助30,000
月額支払額45,000
更新料(30年)150,000
総支払額(30年)16,200,000

※わかりやすいように複雑な計算は省いて数字を切り捨てています。

☑同程度の持ち家に30年住んだ場合
不動産価格(土地+建物)※130,000,000
ローン利息(30年固定1.1%)※24,000,000
住宅ローン控除-1,500,000
税金(30年間)3,500,000
36,000,000

※1固定資産税路線価を基に計算しています。
※2金利上昇の懸念があるため、固定金利で計算しています。

私が戸建て賃貸を選ぶ3つの理由

☑持ち家への憧れがない

持ち家を持つことが夢である方や綺麗でおしゃれな新しい家に暮らしたい方は持ち家を買ったほうが良いです。仮にフルリフォームの賃貸物件であっても基本の構造は変えられません。私は昔ながらの家や庭が好きなので、現状、とても満足しています。

☑地方に住んでいる

不動産が資産になるためには、その価格が長期的に維持されることが重要です。日本の人口は減少していますから、一部の都市部や観光地などを除くと地方の不動産は長期的には資産にはなりにくいと考えています。

私と妻は同郷で両家の実家はも近くにあります。互いの祖父母の家もあわせると4件の不動産の相続が予想されます。老後に家が借りられなくなった場合のリスクヘッジとして、これらの家の最低1つは賃貸物件として所有しておくつもりです。ただし、今後、日本中で空き家が増えてくることを考えると高齢を理由に家を借りられなくなることは考えにくいです。状況によっては売れるうちに、売るというのも選択肢になると思います。

☑会社からの家賃補助がある

持ち家は、住宅ローン控除で住居費を抑えられるという意見もよく聞きますが、家賃補助のある会社に勤めている場合は、一概に持ち家の方がお得とは言いきれません。家賃補助の金額は判断材料の1つです。

【結論】賃貸に向いている人 具体的な前提条件3つ

3つの条件に当てはまる方は、賃貸という選択肢も検討しても良いかもしれません。

  • 持ち家への憧れがない
  • 地方に住んでいる
  • 会社からの家賃手当がある

まとめ

ここまで、賃貸と持ち家について解説してきました。他サイトでは、賃貸は掛け捨てで、持ち家がお得という内容の記事を多く見かけますが、条件次第では賃貸がお得になります。
家選びは自分のライフスタイルと価値観に合う選択が大切です。賃貸と持ち家、どちらかが正解で、どちらかが間違いというものではありません。
地方田舎の戸建て賃貸で費用対効果が高い暮らしができることもありますので、賃貸か持ち家かで悩んでいる方は参考にしてください。