終活のための身辺整理になやんでいませんか。シニアにとって断捨離はとりかかりやすい終活の一つです。身の回りの物を整理し、不要なものを処分することは、生活環境を整えることにもつながります。この記事では、シニアが断捨離に取り組むメリットデメリットや断捨離の手順などを紹介していきます。実際のシニア世代の声をもとに解説していきますので、ぜひ読んでみてください!
物が多くて整理したい。断捨離したいけど、何から始めたらいいんだろう。家族に迷惑をかけないように、そろそろ終活しなきゃなあ。
✔本記事の内容 ・シニアが断捨離すべき理由(5つのメリット) ・シニアの断捨離に潜むリスク(3つのデメリット) ・シニアの断捨離で気をつけること(3つのポイント)
終活のための断捨離を考えている方におすすめの内容です。実際に、終活として断捨離を行っているシニアの体験談などをもとに記事にまとめています。断捨離で心地よい環境を手に入れて、セカンドライフの質を高めるために、無理のない範囲で参考にしてください。
断捨離とは
「断捨離」とは、不要な物や思考、習慣などを手放すことで心や生活を整え、自由で豊かな暮らしを実現するための考え方や行動の一つです。具体的には、自分にとって必要でない物を捨てたり、使わない物を整理したりすること、過去の思い出や感情に囚われずに先に進むことなどを指します。断捨離で物を減らすことで、手持ちのものに感謝し大切に使い、物に囚われず生きることができるようになります。
シニアが断捨離すべき理由(5つのメリット)
☑スペースの確保
年を重ねるにつれ、身の回りの物が増えてしまい、スペースが圧迫されることがあります。断捨離によって不必要な物を手放すことで、生活空間を広くすることができます。
☑安全の確保
片付けがされていない場所では、障害物や散乱した物によって転倒やけがなどのリスクも多くなります。また緊急時には、すぐに出口や非常用の道具へアクセスできる必要があります。無駄な物を減らし、生活の安全性を確保しましょう。
☑物にとらわれない暮らし
不要な物を手放すことで、余計な時間やエネルギーを無駄に使うことが減り、身軽な生活ができるようになります。また必要なものだけを置くことで、物を大切にした丁寧な暮らしにつながります。
☑心の整理
物理的な物を整理することで、部屋や家の中がすっきりし、気持ちが明るくなるなど心も整理することができます。無駄なモノや過去の思い出や感情に縛られず、自分にとって本当に大切なものを意識した生活ができるようになります。
☑終活の第一歩
終活は、自分や家族が心地よく最期を迎えるための準備や対策を行うことです。シニアが亡くなった後に、遺品整理をすることは家族の負担になります。断捨離によって、亡くなった後の遺品整理の負担を軽減することにつながります。
シニアの断捨離に潜むリスク(3つのデメリット)
☑認知症を高めるリスク
人の脳は様々なものに関連付けて記憶をしています。必要かどうかで思い出の品を全て処分してしまうと、昔を思い出す頻度が少なくなり、記憶力の低下につながります。極端な断捨離や片付けすぎは認知症のリスクを高めてしまうリスクがあります。
☑思い出やつながりの喪失感や孤独感
シニアが断捨離する場合には、自分が長年所有してきた物や思い出の品々を手放すことになります。これによって、過去の出来事や人々とのつながりを感じる機会が減り、寂しさや喪失感を感じるかもしれません。『常に孤独を感じている中年の人たちは、孤独を感じていない同世代の人たちと比べて、後に認知症あるいはアルツハイマー病を発症するリスクが約2倍高い』との研究もあります。思い出の品を処分する際は、特に注意しましょう。
☑必要なものを捨ててしまうリスク
不要な物を手放すことでスッキリとした環境を作れる断捨離ですが、必要な物を捨ててしまうと後悔することになります。その時は必要ではなくても将来必要になる可能性がある物を捨ててしまうこともあります。過度な断捨離は、生活に支障がでることにもつながります。特に、思い出の品や高価な物など簡単に買い直すことができないものを捨てる際は慎重な判断が大切です。無くなっても困らない物かを冷静に判断しましょう。また断捨離前に要らないものリストを作るなども捨て過ぎを防ぐのに効果的です。
断捨離で後悔しないための手順
☑断捨離する収納場所を決める
一度に全てを片付けようとすると挫折しやすくなるため、作業を区切って行いましょう。靴箱や洗面所、キッチンの棚などのよく使う収納場所から始めるのがおすすめです。日々使用する物は「いる・いらない」を判断しやすく、効率的に断捨離できます。また小さい収納スペースから整理していくとすぐに処分できないもので部屋が散らかってしまうという事態を避けることができます。
☑「いる物・いらない物・保留」に仕分ける
断捨離する物を「いる物」「いらない物」「保留」に仕分けましょう。例えば、定期的に使っている物や思い出の品などは「いる物」に、使っていない物などは思い切って処分するのがおすすめです。すぐに判断できない物はいったん「保留」に分類しましょう。分類作業が終わったあと「保留」の物を再度分類します。無理に手放す必要はないため、後悔しないよう決断しましょう。
☑いる物を整理して収納する
分類した「いる物」を収納していきます。よく使う物は手前に、あまり使わない物は奥にするなど使いやすいように整理するとよいでしょう。また、物のジャンルや用途ごとに分けて収納することで、必要な物を取り出しやすくなります。
☑いらない物を処分する
不要と判断した物は処分していきます。自治体のルールにのっとってゴミに出しましょう。フリマアプリで売る方法もありますが、梱包や販売のやり取りに時間がかかります。処分したいものを不用品回収業者にまとめて引き取ってもらうのがおすすめです。また友人や家族などに譲る方法もあります。
- ステップ1.断捨離する収納場所を決める
- ステップ2.「いる物・いらない物・保留」に仕分ける
- ステップ3.いる物を整理して収納する
- ステップ4.いらない物を処分する
シニアの断捨離で気をつけること(3つのポイント)
☑目的を明確にする
断捨離の目的を明確にすることで、何を捨てるべきか判断しやすくなります。例えば、スペースを作るために断捨離をするのか、必要なものだけを持ちたいのか、心の整理をしたいのかなど、自分の目的に合わせて整理することが大切です。
☑身近なところから一つずつ見直す
部屋や物を全部一度に見直すと挫折しやすくなります。そのため、一つずつカテゴリーやスペースごとに見直していくと効果的です。例えば、洋服を見直す、本を見直すなど、少しずつ取り組んでいくことが重要です。例えば、クローゼットや書棚、キッチンなど、日常的に使用する場所から整理していくことで、効果を実感しやすくなります。
☑整理収納のアイデアを活用する
断捨離後の整理収納のアイデアを事前に調べておくと、効率的に整理することができます。収納ボックスや仕切り、突っ張り収納などを活用し、スペースを有効に使うことができます。物を処分することにこだわり過ぎず、自分にとって心地よい環境を作っていきましょう。
まとめ
ここまで断捨離のメリットデメリットや手順等について見てきました。断捨離はシニアにとって生活環境を整え、終活の準備をするのに有効な手段です。この記事を参考に、行き過ぎた断捨離にはに気をつけて、充実したシニアライフを送ってください。
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